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乱視

乱視とは角膜が正しい球面をしていないために、光線が網膜上の一点に集まらず、物の形をはっきり見ることのできない眼のことを言います。ピントが一点で合わないのに、なんとかピントを合わそうと努力を続けるので目が疲れます。
乱視の角膜はフットボールのようにカーブの強い方向とカーブの弱い方向があります。
カーブの強い方向を強主経線(屈折力が強い)、カーブの弱い方向を弱主経線(屈折力が弱い)といいます。
それぞれのピントは線状に合焦しますので、強主経線が作る焦線を前焦線、弱主経線が作る焦線を後焦線とよびます。

乱視の検査ではこのような乱視表を見てもらいます。

乱視のある方はこの放射線状の点線が均一な濃さ・太さには見えません。
視力検査時に「濃く太く見える点線はありませんか?とか点線がつながりかけて実線のように見えるところを教えてください」と言われることがあります。
その時には、「上下方向が濃く見える」とか「2番から8番にかけての線が太く見える」と言うように答えてください。
その答えをもとに検査員は乱視の矯正を行いますのでご協力ください。

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