ロービジョンケア

ロービジョンケアについて

ロービジョンとは緑内障や網膜疾患などでメガネやコンタクトレンズを使っても視力が出なかったり視野が狭くなり、日常の読み書きや行動に様々な不自由を感じる状態を言います。
そこで当院では、ロービジョンの方々が少しでも快適に生活を送れるように、ロービジョンケアルームを設置し、日常生活用具・補装具・便利な生活雑貨などを実際に手に取って使っていただけるよう努めています。

ロービジョングッズの販売は若山眼科併設の旭ヶ丘コンタクトレンズ研究所にて行います。

ロービジョングッズのご紹介

  • 支給上限有り

    音声付電磁調理器

    袖口を焦がして火傷を負ったり、火事になる心配もありません。また、音声で操作を教えてくれるので心強いです。

  • 支給上限有り

    音声時計

    ポケットにも入る携帯用と据え置き用のものです。携帯用は真ん中のボタンを1回押せば時間、2回押せば年月日を教えてくれます。

  • 支給上限有り

    ペン型のボイスレコーダー

    特殊シールにペン先を接触させて録音すると、ペンでシールに触れるたびに録音した音声を聞くことができます。沢山ある音楽CDの題名や、よく似た薬の瓶など、身の回りのものを識別するのに役立ちます。また、シールタイプだけではなく、洗濯可能な衣類用のタグもあります。

  • 支給上限有り

    拡大読書器

    文章を読む・写真を見る以外に、この下で文字を書いたり、爪を切ることができます。

  • 支給上限有り

    プレクストーク

    読書が困難になった方へ。デイジー形式の録音図書や、音楽CDを再生することができます。再生スピードの設定や、聞き取りやすいトーンに設定ができます。聴き終わった所にしおりを付けておくと、続きから聴くことができます。

  • 支給上限有り

    音声電卓

    入力値や計算結果を音声で知らせてくれます。現在の時間も音声で知らせてくれますし、目覚まし設定も行えます。

  • 各種ルーペ

    ルーペの選び方ですが、まずこの倍率表示チャートを使って得た、判読可能な倍率と使用目的によって最適なものを選びます。

  • まな板

    片面が白、もう片面が黒になっています。例えば、だいこんやイカなど白い食材は黒の面で切るとわかりやすいです。

  • 醤油差し

    一押しで小さじ一杯分の液体が出てくれますので、掛け過ぎを防ぐことができます。また、たおしても簡単にはこぼれない構造になっています。

  • 黒いノートと白いボールペン

    コントラストを高めて、文字の判読が容易になります。

  • iPad

    iPadも拡大読書器として利用可能。アプリケーションも利用すれば、とても便利なロービジョングッズとなります。

  • お金のメジャー

    紙幣の種類を判別しにくい方が使う、お金のメジャーです。

  • マネーリーダー

    マネーリーダーというiPhoneのアプリケーションで瞬時に紙幣の種類を読み上げてくれます。

  • 色覚異常の疑似体験

    iPadやiPhoneをお持ちでないご家族へは、色覚異常の疑似体験ができるメガネ(バリアントール)の貸し出しをしています。

  • 色のシミュレーション

    iPadやiPhoneで使えるアプリケーションです。色覚異常の見え方を理解することができます。子供がお母さんの絵を描くと、唇の色がピンクでない理由がわかったという話も聞きます。実際に自宅で使ってみることで、家庭内を色覚異常にもやさしいカラーユニバーサルデザインに改善することができます。

日常生活用具支給対象一覧

視覚障害の手帳をお持ちの方で、下記事項に適合する場合、重度の障害者の日常生活がより円滑に行われるように、必要に応じて堺市から給付が受けられます。
>堺市役所 補装具・日常生活用具のホームページはこちら
※詳しくは各市町村の障害福祉課へお問い合わせください。

2級以上対象

点字タイプライター 本人が就労・就学しているか、就労見込みであること
盲人用体温計 学齢時以上、視覚障害者のみの世帯及びこれに順ずる世帯
盲人用時計 音声時計は、触読式の使用が困難な者を原則とする
電磁調理器 視覚障害者のみの世帯及びこれに準ずる世帯
歩行時間延長信号機用小型送信機 学齢時以上
視覚障害者用活字文書読み上げ装置 学齢時以上
視覚障害者用ポータブルレコーダー 学齢時以上
ガスコンロ用地震感知安全装置 視覚障害者のみの世帯及びこれに準ずる世帯
音声ICタグレコーダー 学齢時以上、視覚障害者のみの世帯及びこれに準ずる世帯

手帳所持対象

拡大読書器 学齢時以上
点字器 情報の入手が主に点字による者
点字図書 学齢時以上

日常生活用具の申請手順

  1. Step01機種選定

    当院にて希望する「日常生活用具」の機種選定を行います。

  2. Step02「お見積書」「製品のカタログ」のお渡し

    当院にて「お見積書」と「製品のカタログ」をお渡しします。

  3. Step03申請手続き

    お住まいの市区町村の福祉課の窓口に「お見積書」「製品カタログ」「身体障がい者手帳」「印鑑」をお持ちになり、「日常生活用具」の申請手続きをします。

  4. Step04「日常生活用具決定通知書」の郵送

    市区町村の福祉課から「日常生活用具決定通知書」がご自宅に郵送されます。

  5. Step05製品の手配

    当院が製品の手配を行いますので、お届け時に書類に署名・押印していただけば完了です。

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