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網膜前膜(黄斑上膜)

●網膜前膜(黄斑上膜)
物を見る中心である黄斑の上に膜ができるため、膜越しに物を見ることになり視力低下が生じます。またこの膜が収縮することによって網膜を引っ張り、網膜にしわを作ったり黄斑に浮腫を起こします。
その結果、物がゆがんで見えたり、色が薄く見えるたりする症状(変視症)が生じます。新聞などが読みにくくなったり、人の顔が見にくくなります。

最も多い原因は加齢に伴うものです。正常な眼球でも40歳から60歳くらいになると、眼球の大部分を占める硝子体に生理的な変化が起こってきて、硝子体が網膜から離れていくのですが、この時に黄斑に硝子体の一部が残ってしまうことがあり、これが分厚くなって黄斑上膜となります。


黄斑の上に膜が張っている。

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